新型コロナウイルスの国内の感染者は2日、午後9時現在で新たに1333人が確認された。1日あたりの感染者数が1千人以上となるのは5日連続。最多の東京都は292人で4日ぶりに300人を下回った。一方、三重、長崎、宮崎の3県で1日あたりの最多を更新し、感染拡大は大都市以外にも広がっている。
独自の緊急事態宣言を出した沖縄県では64人が確認された。4日連続の50人以上で、最多を記録した7月31日の65人に次ぐ規模だった。県の集計では、1日までの人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は18・33人で全国最多という。
県によると、10歳未満の男女2人や、豊見城市議の40代男性が感染。離島の宮古島市と石垣市でも新たに計5人の感染が判明している。
沖縄赤十字病院(那覇市)は、1日までに看護師1人と、患者6人の感染が確認されたと発表。このうちの60代男性患者1人が亡くなっており、県はクラスター(感染者集団)発生とみて、死因が新型コロナによるものか調べている。
県によると、感染者の急増でコロナ用の病床利用率が130%となり、約140人が入院待ちとなっているという。玉城デニー知事は2日の記者会見で「医療提供体制を守らなければならない」と述べ、無症状者や軽症者を対象に自宅療養を求めると発表。人手不足も深刻化し、看護師や保健師の経験者に現場復帰を要請した。
1日あたりの最多を更新した宮崎県は30人。23人だった長崎県は3日続けての更新となり、12人の三重県でも2日連続となった。
東京都で1日あたり300人を下回るのは7月29日(250人)以来。8月1日まで2日連続で400人を超えて最多を更新していた。感染経路別では家庭内感染が30人にのぼり、2日までに、5人家族と4人家族各2組の全員が感染したとわかった例もあった。このほか、地方に旅行した7人グループのうち6人が感染したり、3人で車で釣りに行って全員が感染したりした例もあった。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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