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感染の拡大が続いている沖縄県ですが、今、医療提供体制はどうなっているのでしょうか。浦添市にある浦添総合病院の福本泰三病院長に聞きます。 一日に確認された人数を見ていくと、第1波では、最も多い日で12人でした。一方で今は、7月31日に71人となるなど、7月下旬から一気に増えています。
※感染者が増えている理由について
福本院長:「3月、4月に比べると、検査体制が拡充されて、前回では検査されなかった無症状や、若い人、軽症の人の検査が行われるようになっているため、それが反映されています」 ※浦添病院では16床うちの10床を使用。空いている6床について
福本院長:「沖縄では重症化している患者は少ないから、今のところ、受け入れられる体制にしてあります。恐らく、今後、1週間から3週間の間で、高齢者が感染し、重症化する患者が出てくると予測しているので、準備しておくという形を取っています」 ※医療提供体制をひっ迫させないための対応について
福本院長:「“選択と集中”をやっていくことが大事だと思っています。我々の病院の役割としては、中等症から重症の患者を中心に診療しながら、救命救急センターでもあるので、一般の救急患者も効率よく診ていかなくてはいけないという状況ですので、“選択と集中”をしっかりやらなければいけないと思っています。第1波の時、私たちの病院には11人が入院しました。このうち5人が重症で、人工呼吸器の管理などをしたりしました。患者の記録を集積して、病院内だけでなく、色々な施設や大学病院を含めて相談する機会がありました。それを含めた世界の流れもみて対応しています」 ※課題について
福本院長:「沖縄は海に囲まれた離島県なので、隣県からすぐに応援が来づらい体制にあるのが心配です」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース