光墨祥吾
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事について、沖縄防衛局は8日、海底火山の噴火で出た軽石の影響で、埋め立てやサンゴの移植作業を一時中断していると明らかにした。
防衛局によると、先週までは軽石による工事への影響はなかったが、8日に現場の大浦湾への軽石の漂流が確認された。エンジントラブルなどの懸念から、土砂を載せた船が護岸に近づけず、船による作業が必要なサンゴの移植も一時中断しているという。
防衛局は「今後、現地の状況を踏まえ、安全に作業を実施していく」とコメントした。
沖縄本島には、小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火でできた大量の軽石が漂着し、漁業被害や離島航路への支障などが出ている。(光墨祥吾)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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