沖縄・金武町の水道水、再び高濃度PFOS 米軍基地内の調査できず

 沖縄県米海兵隊基地キャンプ・ハンセンがまたがる4自治体の一つ、金武町で、2月21日に検査した水道水と地下水から、発がん性が疑われる有機フッ素化合物PFOS(ピーフォス)」などが高濃度で検出された。町内では2年前にも検出され、濃度を下げる処理をしてきたが、値が急上昇したという。町が4日、取材に明らかにした。

 町は基地内に原因があるとみて、昨年12月に立ち入り調査を米軍に申請したが回答が得られず、実現していない。

 今回の検出について町の担当者は「値の急上昇から、基地内で新たに何かが起きた可能性も考えられる」と話した。

 PFOSなどについて、国が設ける水道水や地下水の水質管理の目安(暫定目標値)は、1リットルあたり50ナノグラム以下。問題となっている水道水では2020年6月に70ナノグラムが検出された。

 町は水源となる六つの地下水…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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