2019年参院選に関する買収事件をめぐり、河井克行元法相(60)=公職選挙法違反(加重買収など)の罪で実刑確定=が27日、広島地裁で、同法違反(被買収)の罪に問われた元広島市議の公判に検察側と弁護側双方の証人として出廷した。克行氏は元市議に陣中見舞いなどの趣旨で現金を渡したとする一方、妻の案里氏(49)=同法違反(買収)の罪で有罪確定=を当選させる意図について「全く無かったわけではない」と述べた。
克行氏は21年、東京地裁で懲役3年、追徴金130万円の実刑判決を言い渡され、確定。現在服役中で、地元・広島に戻るのは3年余りぶりだとした。
被買収の罪に問われているのは、元市議の藤田博之被告(85)。起訴状によると、案里氏の当選に向けた選挙運動の報酬と知りながら、19年3月と6月、克行氏から計70万円を受け取ったとされる。藤田被告は買収された認識はなかったとして無罪を主張している。
克行氏はこの日の法廷で、3…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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