河川敷で集団暴行か 15~19歳の暴走族ら検挙 高1少女が重傷

原晟也

 高校1年の女子生徒(16)を集団で暴行し、約1年の重傷を負わせるなどしたとして、神奈川県警多摩署は8日、15~19歳の高校生ら10人を傷害などの疑いでそれぞれ逮捕、書類送検したと発表した。署によると、このほかに19歳の無職少年も女子生徒の電子マネーを不正に受け取った容疑で逮捕。11人は川崎市を拠点とする暴走族のメンバーとその友人で、一部が女子生徒と面識があり、学生生活やSNSをめぐるトラブルから集団暴行に及び、暴行の様子をSNSに投稿していたという。

 署によると、強盗致傷容疑と傷害容疑の少女計6人は昨年11月20日夕、川崎市多摩区登戸の多摩川河川敷で、女子生徒の頭や体を殴り、たばこの火を押しつけるなどして、外傷性肝損傷ややけどを負わせた疑いがある。このうち、強盗致傷容疑の3人は女子生徒のスマートフォンを取り上げた疑いもある。

 暴行には加わらなかったものの、このスマートフォンを使って電子マネー各600円相当を受け取ったとして、少年3人と少女1人は電子計算機使用詐欺容疑で横浜地検川崎支部に書類送検された。

 女子生徒の母親が「子供が殴られてけがをした」と110番通報。関係者の証言や防犯カメラなどから容疑者を特定した。(原晟也)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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