河川敷にタイルなどの廃材約300キロを捨てたとして、大阪府警は13日、府警富田林署地域課に所属する40代の男性警部補を廃棄物処理法違反の疑いで大阪地検に書類送検し、所属長訓戒の処分とした。警部補は容疑を認め、「反省している」と話しているという。
捜査関係者への取材でわかった。警部補の送検容疑は、大阪府富田林市の石川の河川敷で10月上旬、自宅から出たタイルなどの廃材を不法に投棄したというもの。
市民から「男がごみを捨てている」と通報があり、警察官が現場に駆けつけ、廃材が放置されているのを確認した。通報者が目撃した乗用車のナンバーなどを元に府警が捜査したところ、警部補の関与が浮上した。警部補は自家用車を使っていたという。
自家用車で運ぶ 「受け入れ先見つからず」
捜査関係者によると、廃材は警部補の自宅の改修作業で発生。「廃タイルを処理できる受け入れ先を探したが見つからず、河川敷に投棄してしまった」と説明しているという。警部補は当時、勤務時間外だった。
不法投棄はこれ以外は確認されていないという。疑いが判明した後は同署内で勤務し、任意の取り調べを受けていた。河川敷に捨てた廃材は、警部補が業者に依頼し処理したという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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