芸術祭『あいちトリエンナーレ』の慰安婦問題を象徴する作品などを含む企画展の中止を求め、大村知事から「検閲ととられても仕方ない」と批判を受けた名古屋市の河村市長が8日夜、検閲には当たらないとの見解を示しました。
河村たかし名古屋市長:
「地方公共団体が公共事業として相応しくない作品への便宜供与を中止することは憲法が禁止する『検閲』とは全く関係ございません」
河村市長は8日夜、中止となった『表現の不自由展・その後』について市の考えをまとめた声明を発表し、「公共施設を提供し経費を公金から支出する便宜供与を中止することは検閲とは関係ない」との見解を示しました。
その上で、実行委員会会長を務める大村知事に対し、企画展開催に至った経緯や、撤回した理由について明らかにするため、委員会の運営会議を早期に開催するよう求めています。
『表現の不自由展・その後』は、慰安婦問題を象徴する「平和の少女像」などの展示が問題視されて県庁への抗議が殺到し、わずか3日で中止を余儀なくされました。
東海テレビ
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