東海テレビ
「あいちトリエンナーレ」を巡り、愛知県の大村知事が会長を務める実行委員会が名古屋市に未払いの負担金を支払うよう求めた裁判。名古屋市は争う姿勢です。 「あいちトリエンナーレ」を巡っては、企画展「表現の不自由展・その後」で、昭和天皇を含む肖像群が燃える映像などの展示内容や大村知事の運営が不適切だったなどとして、名古屋市は今年3月、負担金の一部のおよそ3380万円を支払わないことを決めました。 これに対し大村知事が会長を務める実行委員会は、未払いとなっている名古屋市の負担金について支払いを求め提訴していました。 5日、名古屋地裁で開かれた第一回口頭弁論には、名古屋市の河村市長が出席。 河村市長はおよそ1時間に渡る意見陳述で、「国民が不快感・嫌悪感を抱くような描写や映像と政治的な主張を含む作品の展示は、税金を使った公共事業として適正なのか」などと述べ全面的に争う姿勢を示しました。 河村名古屋市長:
「(今後も)とにかく出られたら(裁判には)ほとんど出るつもりですよ。市民・県民の皆さんの税金と信用、これを守る責任だがね」 大村愛知県知事:
「お支払いいただかなければ結局、この実行委員会というところに予算に穴が開くということになりますので、司法の場において公正な判断を仰ぎたい」 次回の審理は10月20日に開かれます。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース