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「押印廃止」河野行革担当大臣がこう掲げたことに、判子産業の盛んな自治体が猛抗議しました。 山梨県市川三郷・久保眞一町長:「本当に困惑しております。判子文化は社会の成り立ちの秩序だと思う。その秩序をおろそかにするということは、とても考えられない。今回のことは本当に慎重さに欠けているのではないか」
自民党の二階幹事長のもとを訪ねたのは、判子産業が盛んな山梨県の知事や町長らです。河野大臣がSNSに「押印廃止」と投稿したことについて「蛮行だ」と抗議する要望書を手渡し、業界への支援も要請しました。それに対して二階幹事長は、理解を示したということです。山梨県の長崎知事は、菅政権が推し進める行政のデジタル化について理解を示しつつも、「判子廃止ありきの議論になっている」と指摘しました。また、河野大臣に数カ月前から面会を要請しているものの返答は一切ない状態が続いているとして、不満をあらわにしました。デジタル化の推進は菅政権の肝煎り(きもいり)で、判子産業界との対立は収まりそうにもありません。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース