大分県日田市は1日、九州豪雨で被災し一部区間で不通が続くJR日田彦山線の復旧方法について、バス高速輸送システム(BRT)導入案を支持することを決めた。福岡県の添田町と東峰村を含め、不通区間を抱える自治体で結論を出したのは初めて。
日田市は当初、鉄道による復旧を目指したが、同日開いた住民説明会では早期復旧を望む声が強く、原田啓介市長は「鉄道復旧は断念せざるを得ない」と決断した。同市は2日にも、広瀬勝貞知事にBRT案支持を報告する。
JR九州は昨年、沿線自治体の首長らでつくる復旧会議に(1)鉄道復旧(2)専用道を走るBRT(3)一般道を走るバス-の3案を提示。鉄道復旧では自治体側に年1億6千万円の負担を求めた。今年2月の会議では、新たに示されたBRTの詳細案を軸に検討することになった。今月末までに開かれる次回会議で結論が出る見通し。 (中山雄介)
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