親が育てられない乳幼児を匿名でも受け入れる施設「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を運営する熊本市の慈恵病院が、匿名で出産できる事実上の「内密出産制度」を導入したことについて、法務省は9日、「日本人と認められれば、現行法で戸籍記載が可能」とし、戸籍に関する新たな法整備は不要との見解を示した。同省民事局が共同通信の取材に明らかにした。
蓮田健副院長は「出生届が受理されるかどうかが問題だったが、受理される可能性が高くなった」と述べた。熊本地方法務局もこれまでに、法務省と同様の見解を示していた。
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