泣きぐずる娘を抱き夜中にスマホ検索 障害児が安心するイスと出会い

 真夜中。リビングの床に座り、泣きぐずる1歳の娘を抱っこし続けた。

 娘は生後5日目に水頭症の手術を受けた。体を自由に動かせない障害がある。食べることもままならず、鼻から胃に通したチューブでペースト状の栄養剤を取る。

 1歳になるまでに計6回、手術を受けた。呼吸できる姿勢を保つのに苦痛を感じるのか、1~2時間ごとに泣いて起きる。その度に抱き上げ、呼吸が楽になる姿勢にしてあげる。

 昨年の1月ごろ、森中あみさん(42)と次女の晶子(しょうこ)さん(2)は、一日中、そんな状態が続いていた。

 ベッドにタオルを敷いて、姿勢を保てるよう工夫してみた。だが、抱っこのようにはいかない。すぐに反り返って、泣いて起きてしまう。

 眠れないのは、あみさんも同じ。体力的にも精神的にも、疲れ切っていた。

 どうすれば、晶子が楽に寝られるようになるだろう。

筋肉が突っ張ると成長にも影響

 呼吸の確保を気にすることな…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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