洋風料理でもみそが活躍 味に深み 鶏のトマト煮

鶏のトマト煮=合田昌弘撮影

記事の後半で、作り方のポイントを動画でご覧いただけます

 みそは洋風の料理でも活躍します。みそシリーズ最終回は、イタリア料理の有馬邦明シェフに教わる「鶏のトマト煮」。みそが発酵・熟成する過程で生まれたうまみや甘味が料理にとけこみ、塩だけでは難しい深みを出すことができるのです。

 みそは家庭にあるもので大丈夫です。「みその違いが、それぞれの家庭の味になります」と有馬シェフ。

 鶏肉は皮目からじっくり、色づいて香ばしくなるまで焼くのがポイント。トマトを加える前に、水とワインで煮込み、鶏とタマネギ、キノコのうまみを凝縮させます。ワインがなければ日本酒やビール、焼酎で代用しても構いません。

 アレンジはサーモンのクリームパスタ。「きこり風」を意味するキノコが入ったボスカイオラソースを、生クリームとみそで仕立てます。クリームをしっかり沸かして煮詰めれば、油っぽさが減り、キレのあるソースに仕上がります。(沼田千賀子)

鶏のトマト煮

材料・2人前 料理監修:有馬邦明さん(パッソアパッソ)

□ 鶏もも肉 1枚(300g)

□ タマネギ 100g

□ マイタケ 100g

□ エリンギ 100g

□ ニンニク 1/2片

□ トマト水煮缶 300g

□ 水 100ml

□ 白ワイン 100ml

□ みそ 大さじ1

□ 砂糖・塩・コショウ 少々

□ オリーブ油 小さじ1

□ 赤唐辛子 小指の先ぐらい

【作り方】

①ニンニクはつぶし、タマネギは厚さ5mmの薄切りに。エリンギは食べやすく切り、マイタケはほぐす。鶏肉は大きめの一口大に切って砂糖、塩とコショウで下味をつける。

②オリーブ油をフライパンに引いてニンニクを入れて火を付け、弱火で香りが立つまで加熱する。弱火のまま鶏肉の皮の方から焼く。焼き色が付いたら返し、フライパンの奥に寄せる。中火にし、空いた手前部分でタマネギ、キノコの順に炒める。

鶏を奥に寄せ、手前の空いた場所でタマネギとキノコを順に炒める=合田昌弘撮影

③ワインと水を加えて沸かし…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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