東日本大震災の津波で甚大な被害が出た福島県浪江町の請戸地区で11日午前、共同墓地跡に造られた「先人の丘」の完成式があった。
海岸から約600メートルの場所にある共同墓地は5~10メートルの津波で墓石が壊され、遺骨も流出。一時は墓石は野積みされ、遺骨もあらわになっていた。先人の丘はその跡地に「先人を敬い、地域住民が心を寄せる場」として町が整備した。
残された墓石や収集された遺骨の上に土をかぶせて直径約40メートル、高さ5メートルの丘を造成。合葬墓を設けたほか、流出した地域の記念碑も再び建立した。
完成式には地元住民の代表ら…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル