津波で職員失った大槌町 全国から派遣された助っ人たち、今も町民と

現場へ! 飛びこんで12年⑨

 「はい、どんどん」。岩手県大槌町のショッピングセンターが、わんこそばの早食い大会で盛り上がった。年明けからオープン30周年を記念した企画が毎週続く。仕掛け人の町観光交流協会事務局長・平賀聡(52)は「小さなイベントを繰り返した方が集客につながるんです」。

 同県花巻市の旅行会社に18年間勤め事務職に転職した翌年、東日本大震災が起きた。惨状を見て頭から離れなくなった。

 県の任期付き職員になって大槌町に派遣され、地域の活性化を担当。その延長線上で5年前、協会事務局長に就いた。

 曳船(ひきふね)など震災前…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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