宮城県石巻市の沿岸部にある朝日新聞石巻支局では、ビンが倒れ、棚から本が落ちるなどした。2月13日の地震よりも強い揺れに感じられた。直後に防災行政無線のサイレンが鳴り響き、「津波注意報が発表されました。沿岸付近には近づかないでください」と呼びかける放送が流れ続けた。
記者は支局から車で5分ほどの高台にある日和山公園に午後6時15分ごろに避難。すでに車が数台きており、住民が集まっていた。
復興の建設事業で昨年5月に群馬県から来ていた男性(67)は、「この前の地震よりも強かったので、驚いた。社宅にいたもう一人が『津波が来るからすぐ逃げよう』と叫び、あわてて車を走らせた」と話した。
ともに17歳の市内の女子高校生2人は、地震時はJR石巻駅にいた。駅構内のコンビニの店員に「タクシーですぐに日和山に逃げなさい」と言われ、2人でタクシーで避難してきたという。(岡本進)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル