9日午前5時25分ごろ、伊豆諸島の鳥島近海(父島の北西370キロ付近)で地震があり、伊豆諸島と小笠原諸島に津波注意報が出た。その後、午前7時52分には千葉県の九十九里・外房・内房と高知県に、午前8時24分には宮崎県や鹿児島県東部、種子島・屋久島地方、奄美群島・トカラ列島にも注意報が出た。
気象庁は同日正午、津波が高くなる可能性は低くなったとして、すべての津波注意報を解除した。ただ、解除後も半日程度は海面変動が継続する可能性があるとしている。
午前9時半までに観測された津波は、八丈島八重根で60センチ、神津島神津島港と三宅島坪田で50センチ、高知県土佐清水市と鹿児島県中之島で40センチ、千葉県館山市布良と三宅島阿古、鹿児島県南大隅町で30センチなど。
気象庁によると、震源の深さはごく浅いと推定され、マグニチュードは不明。震度1以上は確認されていないという。(大山稜)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル