三木一哉
北海道と本州が約19キロの距離で向かい合う北海道最南端の松前町の白神岬から、津軽半島を目指して、ヒヨドリの群れが渡り始めた。ヒヨドリは厳しい北海道の冬が近づくと、越冬のため本州へと渡るものもいる。
14日朝は、岬の北側の丘に集まった数百羽の群れが旋回しながら、海へと急降下し、次々と南へ渡っていった。
ヒヨドリのほか、シジュウカラの群れや、こうした鳥の群れを上空から狙うハヤブサの姿もあった。ヒヨドリの群れの飛行は津軽海峡の秋の風物詩。例年、10月中旬ごろから11月上旬ごろまでの間、風の弱い晴天の早朝から午前中にかけて見られるという。(三木一哉)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル