昨夜から今朝、低気圧や前線に伴う活発な雨雲が、東海から関東甲信を通過。日中は新潟や東北で激しい雨の恐れ。一方、台風20号は沖縄方面へ。
昨夜から今朝 東海や関東甲信に活発な雨雲
低気圧や前線に伴う雨雲が、本州付近を通過しています。昨夜は、三重県で立て続けに記録的短時間大雨情報が発表されるなど、東海で雨が強まりました。日付が替わって、きょう19日の未明から明け方には、活発な雨雲が関東甲信へ移り、千葉県館山市で1時間45.0ミリ(5時27分まで)と、激しい雨の降った所があります。
活発な雨雲は北上しています。東北では昼過ぎにかけて(太平洋側中心)、新潟県では夕方にかけて、激しい雨の降る所があるでしょう。
低気圧や前線が離れても 湿った空気が残る 急な強い雨や雷雨も
関東から九州では、低気圧や前線が次第に離れますが、湿った空気の影響で大気の不安定な状態が続くでしょう。いま雨がやんでいても、日中から今夜にかけて、再びあちらこちらで雨雲が湧いてきます。カミナリを伴った強い雨の降る所もあるでしょう。
台風19号による被害の大きかった地域 新たな災害に注意・警戒
台風19号による甚大な被害の発生した東海や関東甲信越、東北では、堤防の損傷している川や、地盤の緩んでいる所があります。今後の雨で、洪水や土砂災害の危険性が高まるおそれがあります。引き続き、気象台からの最新の情報や、自治体からの避難に関する情報を確認し、身の安全を第一に、慎重な判断をなさってください。
沖縄 波が次第に高まる
台風20号は、きょう19日午前6時現在、沖縄の南にあります。
沖縄の先島諸島の海上は、すでに波が高くなっており、今夜からはシケるでしょう。本島地方でも、夕方以降は波が高くなる見込みです。あす20日から21日頃にかけては、台風の接近に伴ってさらに波が高まるおそれがあります。強い風にも注意が必要です。
台風は、23日には九州の南へ進み、温帯低気圧へと変わる予想。ただ、温帯低気圧になったあとの動きによっては、本州付近にまとまった雨雲がかかる可能性もあり、気を抜けない状況です。
日本気象協会 本社 戸田 よしか
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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