北海道・根室海峡の冬の風物詩となっている流氷が、北の羅臼町から南の根室市までの一帯で接岸している。中間の標津町と別海町にまたがる日本一の砂嘴(さし)、野付半島は、流氷と16キロ離れた北方領土の国後島を背景に、餌の草の根などを食べるエゾシカの群れでにぎやかだ。
平らな砂浜と湿地が細長く延びる半島は海風が強い。そのため積雪が少なく、掘り起こして食べやすいササや草の根を求め、多くのエゾシカが集まる。結氷した野付湾の岸辺はササが密生し、いくつもの群れができている。
のんびりとした景色が広がる一方、ロシアに隣接する北方領土周辺は、ウクライナ侵攻で緊張感が高まっている。
国後島では、実効支配するロシア軍施設があるラグンノエ(日本名・ニキシロ)などから中心地ユジノクリリスク(同・古釜布)までを、ロシア軍支持を訴えて住民らが車両で13日にパレードした。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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