浅田真央さんら輩出の中京大に博物館 宇野選手の衣装も

 浅田真央さん(29)や室伏広治さん(45)ら五輪メダリストが多く輩出した中京大の豊田キャンパス(愛知県豊田市)に23日、「スポーツミュージアム」が開館した。オープンセレモニーには、昨年の平昌五輪男子フィギュアスケート銀メダリストで、中京大スポーツ科学部に在籍する宇野昌磨選手(21)らが出席した。

 ミュージアムは五輪やパラリンピック、スポーツ関連の資料約3千点を所蔵する。今回は1964年の東京五輪のポスターや、体操の中山彰規(あきのり)さん(76)=中京大名誉教授=が72年ミュンヘン五輪で獲得した金銀銅の三つのメダルなど約160点を展示する。

 ほかに、NHK大河ドラマ「いだてん」の主人公の一人で、日本人初の五輪マラソン選手・金栗四三(1891~1983)が中京大の創設者・梅村清明(せいめい)氏(1908~93)に贈った「体力 気力 努力」の書も飾られている。

 オープニングセレモニーで、中京大の安村仁志学長は「スポーツの価値を次の世代に受け継がれる場になるというのがミュージアムのコンセプト。スポーツの素晴らしさを肌身で感じられると思う」と話した。宇野選手は、平昌五輪で着た衣装を安村学長に手渡した。大学祭が開かれる25~27日にミュージアムで展示される。

 ミュージアムは通常、火~木曜日の午前10時~午後5時に一般公開される。(小山裕一)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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