この時期、家の中でコバエが湧いていることがあります。
生ゴミが多いキッチンや植木鉢のほか、浴室や洗面所などもコバエの発生源となっていると言います。
いったいどこから侵入してくるのでしょうか。駆除するにはどうしたらよいのでしょうか。
排水管から侵入してくる
そもそもコバエは小さなハエの総称で、発生する場所によってコバエの種類も異なるようです。
家庭で見かけるコバエには、ショウジョウバエ、チョウバエ、ノミバエ、キノコバエなどが知られています。キッチンで発生するのはショウジョウバエやノミバエ、植木鉢で発生するのはキノコバエが多いようです。では、浴室で発生するコバエはどうでしょうか。
「浴室や洗面所によくいるコバエはチョウバエのことが多いです。浴室や台所の水まわりや下水管などのヘドロで発生して、排水管から侵入してくるのです」と言うのは、コバエの生態に詳しいアース製薬・虫ケア用品ブランドマネージャーの北口明宏さんです。
見た目が不快であったり、不潔感を感じたりするほか、稀に幼虫が人の泌尿器や消化器、眼瞼などに侵入してハエ症を引き起こすという報告があるそうです。
コバエに熱湯をかけるはNG
浴室や洗面所にチョウバエがいたら駆除はどうしたらよいのでしょうか。
「まず排水口まわりをこまめに掃除するなどコバエが発生しにくい環境をつくることが大事です。汚泥などが溜まっていると、そこに卵を産みつるので、清掃がもっとも大切なのです」(北口さん)
発生したチョウバエの駆除として熱湯をかける人がいますが、お勧めしませんと北口さんは言います。チョウバエは熱湯をかければ死滅しても、排水管の耐熱温度が60℃くらいなので、変形して水漏れする恐れがあるからです。
「薬剤を使うなら、1プッシュするだけのコバエ用スプレーを使ってください。浴室や洗面所ならすみずみまで効き目が届くのでおすすめです」(北口さん)
顔や体を洗う洗面所や浴室でコバエに会いたくないものです。チョウバエの動きが活発になるのは気温が高くなる6月から10月にかけて。1匹でも見つけたら徹底的に駆除してください。
ウェザーニュース
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース