海に転落した車から運転していた男性を助け出したとして、徳島市東消防署は近くの防波堤の工事関係者2人に感謝状を贈呈した。
感謝状が贈られたのは、建設会社員の吉村信耶(しんや)さん(33)=徳島市=と船員の松本勝明さん(45)=阿南市。昨年12月26日午前10時ごろ、徳島市東沖洲2丁目のマリンピア沖洲付近で、車が海に転落するのを見た現場監督の吉村さんが、500メートルほど離れた場所で小型船を操縦していた松本さんに電話。松本さんが現場に向かった。
車には10代の男性1人が乗っており、窓から脱出して岸壁にしがみついていた。松本さんは浮輪を投げ、男性を船に引き上げた。転落から約5分というスピード救出劇だった。
吉村さんは「現場での連絡体制が取れていたことが救助につながった」。松本さんは「とにかく無事でよかった」と振り返った。(高橋豪)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment