北海道・知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、海上保安庁は28日、業務上過失致死容疑で船体を押収し、午後に運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(58)の立ち会いのもと現場検証を行う。また、船内に取り残された行方不明者がいないか捜索を進める。
船体は27日に台船上に引き揚げられ、シートに覆われて網走港に到着。28日は船体の周囲に柱を立ててシートで覆う作業が進められた。船内の水を抜き、海底で詳しく見られなかった機関室などを中心に、行方不明者につながる手がかりがないか調べる。
海保は、事故を予測できたのに対策を怠り、事故で乗客らを死亡させたとする業務上過失致死容疑で、桂田社長と、行方不明になった豊田徳幸船長について調べている。
海保は捜査を本格化させるた…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル