宮崎県日南市の伊比井海岸で2022年4月、当時4歳の男児が消波ブロックそばの砂に埋もれて死亡した事故で、管理していた県日南土木事務所の当時の管理責任者を県警が業務上過失致死の疑いで書類送検し、宮崎地検が不起訴にしていた。28日、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、県警は今年3月に書類送検し、宮崎地検は4月7日付で不起訴にした。県警は書類送検の際に検察に起訴を求める「厳重処分」ではなく、起訴を求めない意見をつけていたという。
事故は22年4月29日に発生。秋田県にかほ市から家族と観光で訪れていた男児が消波ブロック近くの砂浜に埋まった。消防や近くにいた人が砂の中から男児を救出したが、救急搬送先で死亡が確認された。死因は窒息死だった。
消波ブロック下の空洞 「過失責任問うのは困難」
男児が発見された場所は、砂…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル