海自鹿屋航空基地で米軍の無人偵察機がオーバーラン、けが人なし

板倉大地 仙崎信一

 22日午前11時ごろ、海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)で、米軍が運用する無人偵察機「MQ9」1機が滑走路をオーバーランした。九州防衛局によると、けが人はいない。

 MQ9は着陸時に地上設備に接触し、滑走路脇の草地に止まったという。状況を確認するため、午後2時15分ごろまで滑走路を閉鎖した。

 鹿屋航空基地では、昨年11月から米軍のMQ9の運用が始まった。中国の海洋進出を念頭に、南西方面の警戒監視を強める狙いがある。

 防衛省の資料によると、MQ9は全長約11メートル。航続距離は約8520キロで、滞空時間は約32時間。

 地元の鹿屋市によると、九州防衛局の現地連絡所から22日午前11時半ごろに連絡があった。昨年11月に運用が始まって以来、無人機の事故は初めてといい、市は防衛局に原因究明と再発防止、米軍からの迅速な情報提供を求めた。(板倉大地、仙崎信一)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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