小野太郎
沖縄県伊是名村で3日、海岸近くの製糖工場から黒色の液体が流出し、海面を覆っているのが見つかった。液体はサトウキビの糖蜜で、名護海上保安署が工場関係者から話を聴くなどして、詳しい経緯や事実関係を調べている。
工場はJAおきなわの「伊是名製糖工場」。名護海上保安署によると、3日午前7時50分ごろ、「製糖工場近くの海域が真っ黒になっている」と、現場にいた人から118番通報があった。
糖蜜は工場近くの河口から沖合に1・5キロ、幅は最大200メートルの範囲に流出し、周辺には甘いにおいが漂ったという。河口付近にはアーサ(ヒトエグサ)の養殖場があり、影響が懸念されている。(小野太郎)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル