消えたインバウンド…4連休最終日 観光地“明暗”(テレビ朝日系(ANN))

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4連休最終日の22日、一時50キロを超える渋滞が発生するなど、全国各地の観光地で、多くの人出が戻りました。各地の人出を緊急事態宣言前と比べてみると、神奈川・横浜中華街駅で71.0%、石川・金沢駅で34.3%、大阪・難波で46.9%、京都・四条河原町付近で86.2%の増加となっています。 大阪・ミナミもにぎわいが戻っていました。道頓堀川をめぐるクルーズ船は以前、外国人客でにぎわっていましたが、今はほとんどゼロ。その代わり、この連休は日本人観光客が増えたといいます。
一本松海運営業部係長・鈴木麻希さん:「(Q.この4連休で一気に増えた?)そうですね、いきなり。全国です。関東もあれば東海地方、中国地方もあれば。この連休と普段の土日でさえも4倍か5倍ぐらい違うので、それだけでも本当に今は十分」 山梨県笛吹市のブドウ園『御坂農園グレープハウス』には、県外から多くの観光客が訪れていました。
神奈川県から来た親子:「リフレッシュになります。自粛自粛でストレスが結構たまって、子どももストレスばかりだったので」
東京から来たグループ:「思ったよりも人が多いかなって感じ」
御坂農園グレープハウスでは、4連休にあわせて、巨峰など3種類のブドウを時間制限なしで食べ放題にするなど、特別プランを作りました。新型コロナウイルスの影響で、売り上げは8割減少、客のほとんどを占めていた団体での予約がなくなったため、個人客の取り込みを狙ったプランです。
御坂農園グレープハウス・半場裕士さん:「きのうが一番多くて、1300人ぐらいの方にお越し頂きまして、予想以上に来て頂いたので大変ありがたく思っています」「(Q.もう少し団体客が来ないと?)そうですね。戻ってきて頂けないと、なかなか厳しい年になるかなという状況」 一方で、全く恩恵に預かれなかったという場所もあります。国際線の減便も続き、成田空港の到着ロビーには、外国人観光客の姿がほとんどありません。成田空港から車で20分の場所にある入浴施設『ラディソン成田 湯楽城』は、インバウンド需要を見込み、総工費24億円をかけて去年7月に完成しました。
ラディソン成田 湯楽城・藤崎英一郎部長:「大きな台風が千葉を襲ったことがあって、スタートから波乱の船出というか」「(Q.そこにきてこのコロナ禍?)正直、私どもには本当にダブルショック。GoToなどで客が増えている状況だが、やはり海外からの客が戻ってこない限り、潤うという形にはならない」
現在は、国内の客を増やすため、入浴料を大幅に割引するなどして対応しているそうです。
利用客:「人が少なくてびっくり。快適で穴場だなと思って、先月来て、今日も来ちゃった」

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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