平賀拓史
二宮金次郎像がいきなり消えた。栃木県真岡市の市歴史資料保存館。二宮金次郎の銅像は敷地に立っていたが、3日に住民が消えたことに気づいた。市教育委員会は被害届を出し、真岡署が窃盗事件として捜査を始めた。
署や市教委によると、敷地内でグラウンドゴルフをしていた近隣住民が3日午後、台座のみになっているのを発見した。ふだん保存館は無人で、銅像が最後に確認されたのは10月21日だったという。
保存館は2008年、閉校した小学校の敷地に設けられた。高さ1メートルの二宮金次郎像は1978年に建立された。建物は施錠されていたが、入り口門は無施錠だったという。
近隣では太陽光発電施設から銅線が盗まれる被害も相次いでいた。署では銅の売却目的の可能性があるとみている。(平賀拓史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル