多忙な学校現場を支えようと、東京都教育委員会が「人材バンク」を設立して、校外から「助っ人」を紹介し始めた。新型コロナウイルスの影響で毎日欠かせない校内の消毒を手伝ったり、オンラインで英語を教えたり……。サポーター登録した大学生や会社員らとのマッチングが進んでいる。(荻原千明)
教員の卵らが消毒
おもちゃや絵本、子どもが寝転がりそうな場所や食堂。東京都立立川ろう学校(立川市)では6月に学校が再開すると、あちこちの消毒が必要になった。
同校は、幼稚部から高等部専攻科の20歳まで約180人が学ぶ。校内で助け合ったが、教職員の超過勤務は増加。加藤紀彦副校長(57)は「今までにはなかった仕事で、1日が終わっていた」と振り返る。「いつまで続くか先が見えず、応援がほしかった」
いまは5人のボランティアが、…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル