北朝鮮から21日深夜、弾道ミサイルの可能性があるものが発射され、上空を通過したとみられる沖縄県では全国瞬時警報システム(Jアラート)が鳴り、一時避難が呼びかけられた。
那覇市中心部では21日午後11時ごろ、防災行政無線からサイレンが鳴り響き、「北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます」と避難の呼びかけがあった。車や人通りは通常通りだった。
沖縄県庁の担当課はJアラート発出時に2人だったが、徐々に職員が登庁し、午後11時50分時点で12人で情報収集にあたった。
北朝鮮は21日、「衛星ロケット」を22日午前0時~12月1日午前0時の間に打ち上げると日本の海上保安庁に通知していた。沖縄県職員の一人は「想定外のタイミング。こんなに早く発射するとは思わなかった」と驚いた様子で話した。
沖縄県警や第11管区海上保安本部(那覇市)などによると、21日午後11時20分現在、県内で被害は確認されていない。
那覇市内などを走るモノレール「ゆいレール」は打ち上げ後、一時運行を見合わせ、車内や駅舎への避難を呼びかけた。(小野太郎、棚橋咲月)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル