佐藤亜季、阿部浩明
北海道のJR函館線で7日深夜、保線作業用の車両がブレーキが利かない状態で下り坂を走行し、約7キロ先の平坦(へいたん)路で自然停止していたことがわかった。走行中の最大時速は80キロに達し、安全確認がされていない踏切2カ所を通過していた。このトラブルの発生は終電後で、けが人はなかった。JR北海道は「大変なご迷惑をおかけした」と謝罪するコメントを出した。
JR北の8日の発表によると、7日午後11時50分ごろ、線路の砕石を補充するため、軌道車が押す作業車が大沼駅(七飯町)を出た。約6キロ南の仁山駅(同)に向かい、急な下り坂の前の踏切で減速しようとしたところ作業車のブレーキが利かないことが判明。本来の目的地の仁山駅を通過し、新函館北斗駅(北斗市)も通過。仁山駅から約5キロ先にある七飯駅の手前の平坦路(七飯町)で自然に停車した。車両には運転士1人と作業員2人が乗っていたが、けがはなかった。
保線作業の際は、踏切に作業…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル