東京・渋谷の宮下公園の再開発に伴い、工事現場を囲むフェンスをつかったアート作品が近く、順次取り外されることになった。NPO法人が企画して昨春に完成し、行き交う人たちに親しまれていた。完全な姿で楽しめるのは、残りわずかとなりそうだ。
約50コマからなる作品は、全長200メートル。渋谷を訪れた少女と犬が主人公で、囲いに沿って歩を進めると、物語が動き出す。
少女はモヤイ像の前のストリートダンスに見入るうち、犬とはぐれてしまう。渋谷の街を歩き回るが、なかなか見つからない。外国人観光客や男性カップル、白杖(はくじょう)を持つ女性など出会う人たちにたずねていくと――。
NPO「365ブンノイチ」が企画し、物語のあらすじを考案した。原画は人気イラストレーターの金安亮さんが担当。美大生など総勢200人が下書きや本塗りなどにあたり、2カ月かけて昨年4月に完成させた。
渋谷区は全国に先駆けて同性カ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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