渋谷TOEI、ラスト上映は「鉄道員」など 69年の歴史に来月で幕

 東京都渋谷区の宮益坂下で69年間、営業を続けてきた東映の映画館「渋谷TOEI」が12月4日に閉館する。最終日は「さよなら渋谷TOEI」と題し、人気の高かった「鉄道員(ぽっぽや)」と「バトル・ロワイアル」の特別上映をする。東映が22日、発表した。

 映画館は、東映初の直営劇場「渋谷東映」と「渋谷東映地下」として、1953年に開業した。現在は、1993年に建て替えられたテナントビル「渋谷東映プラザ」内に「渋谷TOEI①」(270席)、「渋谷TOEI②」(189席)の2スクリーンを設け、東映配給の作品を中心に上映している。

 東映によると、10月に閉館を発表した後、SNSなどで惜しむ声が上がった。そこで最終日の特別上映を企画した。高倉健さん主演の「鉄道員(ぽっぽや)」は、シニア層からの上映リクエストが多かったことから、2000年公開の「バトル・ロワイアル」は直営劇場のなかで興行収入1位だったことから選ばれた。

 特別上映はいずれも渋谷TOEI①で。「鉄道員(ぽっぽや)」が午前11時半から、「バトル・ロワイアル」は午後6時から。入場料は500円。座席の発売は、オンラインが2日午前0時から、劇場窓口が2日午前11時からの予定。丹治翔

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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