減り続ける記者 ネット時代に足元照らすメディアは

 3月、「大槌新聞」の菊池由貴子さん(48)がラジオ番組に出た。東日本大震災後、岩手県大槌町で「ひとり新聞社」を立ち上げた地域ジャーナリズムの体現者だ。

 全国メディアからよく「ネタに困りませんか?」と問われることが話題になり、菊池さんはこう答えた。

 「東京で天下国家を論じてるような方も、住んでる町とか出身地の問題、どういうことが起きてるかっていうのは知らないはずです。大槌にもちゃんと政治はあります」

 出演後、菊池さんに話を聞いた。「足元をおろそかにしたら日本はだめになる」と危機感を持っていた。

 地方で取材する身としてうな…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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