老朽化のため、架け替え工事が進められていた、福岡市の繁華街・中洲と天神両地区を結ぶ「春吉橋」の新しい橋が完成した。同市出身で、タレントのタモリ(本名・森田一義)さん(76)が橋の銘板を揮毫(きごう)した。
完成まで迂回(うかい)路となっていた隣の仮設橋には2023年度に広場が整備され、「にぎわい空間」として生まれ変わる。市中心部の新名所に花を添えたタモリさん。橋の名前には、ある縁があった。
銘板は縦10センチ、横30センチほどの大きさ。管理する国土交通省福岡国道事務所が昨夏、「福岡にゆかりのある著名人」に揮毫してもらおうとタモリさんに依頼した。タモリさんは秋ごろに書き上げたという。
9日に開かれた完成式では、タモリさんが「(揮毫は)恐れ多いことなので辞退するつもりでしたが、地元博多で、また私の父の名前が同じ春吉(はるよし)ということもあり、これも何かの巡り合わせと思い、お引き受けしました」「このような機会をいただきましたことに感謝します」とメッセージを寄せた。
式典に出席した、県立筑紫丘…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル