東郷隆 角詠之 笹山大志
元国土交通省の事務方トップが、東京メトロ会長のポストを退くことになった。一連の人事介入問題の責任を取る形だが、これまでの説明には矛盾点が残り、介入の実態は明らかになっていない。OBによる組織的な天下りあっせんや現役の関与はなかったのか。(東郷隆、角詠之、笹山大志)
「多大なご迷惑をおかけしたことは誠に申し訳ないことであり、深く反省している」
元国土交通事務次官で、東京メトロの現会長の本田勝氏(70)は23日、同社を通してコメントを出した。
問題の言動があったのは昨年12月。本田氏は出身母体と利害関係がある東証プライム上場の「空港施設」を訪れ、元同省東京航空局長で当時副社長だった山口勝弘氏(64)を社長にするよう要求。「方針が固まった」「国交省の出身者を社長に」などと告げ、実現すれば「国交省としてあらゆる形でサポートする」とも語っていた。
朝日新聞が問題を報じた3月…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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