中国の湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、日本外務省は1日夜、湖北省在留の邦人に、日本に帰国するための政府のチャーター機の派遣が5日以降になるとの見通しをメールで伝えた。理由について「中国側との調整や様々な準備の関係」と説明している。
北京の日本大使館が在留邦人あてに送ったメールには、「次のチャーター機の運航は来週半ば以降になる見込み」、「できるだけ早く運航が可能になるように最大限努力しております」と記されている。日本人の配偶者を持つ中国籍の人の出国についても「中国側と引き続き鋭意調整中」だという。
政府は1月28日以降、計3便のチャーター機を派遣し、計565人を帰国させた。湖北省にはなお、帰国を希望する日本人が約140人残っている。関係者によると、中国籍の家族や武漢市外の住民の扱いなどで調整が難航しているという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル