滋賀県東近江市の湖東記念病院で平成15年、人工呼吸器を外して男性患者=当時(72)=を死亡させたとする殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手の西山美香さん(39)の裁判をやり直す再審公判で、検察側が従来通り、男性患者の死因が呼吸器が外されたことによる酸素供給途絶であることを立証していく方針を示したことが26日、弁護団への取材で分かった。
弁護団によると、地裁は検察側に対し、第2回三者協議までに再審公判での主張・立証の方針を示す「立証方針メモ」の提出を求めていたが、検察側は「男性の死因などについては弁護側の方針を踏まえたうえで立証する」などと具体的な方針を示さなかった。地裁は検察側の対応を「筋がちがう」と問題視し、再提出を求めていた。再提出されたメモには自白の信用性についての言及はなかったという。
地裁は再審決定の決め手となった「致死的不整脈で自然死した疑いがある」とした医師の意見書などを、再審公判でも証拠として扱うように検察側に促している。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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