早咲きのオオカンザクラで有名な名古屋市東区の並木道。例年は見物客で渋滞が起きるほどだが、今年は落胆の声が聞かれる。道を覆うほどの枝ぶりがすっかり払われたからだ。桜を管理する市は「往来の安全確保のため」というが、見る者の心は花盛りとはいかないようで……。
並木は、東区の泉・白壁地区を南北に走る市道約1・4キロの両側に、約140本が植わっている。例年、満開の桜がアーチのように見る人を出迎え、区も開花情報をSNSで発信してきた。
「名古屋で一番早く咲く桜を植えてほしい」。区によると、1961年春に地元から要望が寄せられた。並木は市の所有だ。
しかし、時の経過とともに状…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル