準々決勝前に品切れ! ラグビー日本代表チップス ネット上ではプレミアカード化も(スポーツ報知)

◆ラグビーW杯 ▽準々決勝 日本―南アフリカ(20日・東京スタジアム)

 ラグビーW杯で日本代表が初の8強入りを決め、日本中が盛り上がる中、子どもたちにおなじみの“カード市場”でもラグビー旋風が起こっている。「プロ野球チップス」「Jリーグチップス」や「仮面ライダースナック」などが有名なカルビー(東京・千代田区)は8月26日から「ラグビー日本代表チップス」を販売。今月中旬の販売終了を前に全国のコンビニやスーパーなどで品切れになっており、ネット上ではプレミアカード化する現象も起こっている。(奥津 友希乃)

 「プロ野球チップス」や「Jリーグチップス」など、40年以上にわたり、選手のカード付きチップスを販売してきたカルビーだが、野球とサッカー以外のスポーツを取り扱うのは、今回が初めて。赤と白の代表カラーに選手がプリントされたパッケージに2枚の選手カードが付いてくる。

 カードは、2018年6月から11月の間に日本代表として出場した43選手のレギュラーカードとキラキラカードの2パターン計86種類。キャプテンのリーチ・マイケルや、大会最多タイの5トライを挙げている松島幸太朗ら今大会で活躍中の選手だけでなく、惜しくも今回の代表に選ばれなかった選手のカードもある。

 今月中旬までの限定販売となっているが、売り切れ店舗が続出しており、すでに販売を終了している店も。通常1袋100円前後だが、ネット上では通常の約3倍の値段がついているものや、オークションサイトで主力選手カード1枚が1000円以上で売られている例もある。

 始まりは前回の15年大会だった。商品担当の三井剛さんは「南アフリカ戦での金星や、日本代表選手の活躍をみて、自国開催の19年大会で、日本代表を応援できる商品を作ることができないかと考えていました」。今年7月に日本ラグビーフットボール協会と公式サポーター契約を結び、8月26日から発売。「販売開始したころは、熊谷ラグビー場近くのお店では、1日100ケース売れたという話も聞きましたが、当初は売れる店と、売れない店が極端でした」と明かす。

 人気に火がついたのは、第2戦のアイルランド戦(9月28日・静岡)だった。日本の歴史的勝利で注目度が一気に高まり、追加生産の問い合わせが増えたが、広報部の奥田忠永さんは「もともと希望があった小売店に限定して生産していて追加生産などができない。なかなかお客様に販売先をご紹介できないのが現状なんです」と申し訳なさそうに話す。「我々の予想以上にラグビーが盛り上がってうれしい。日本代表にはもっともっと活躍してほしいですね」と奥田さん。頂点を目指して、カードの老舗からも熱いエールが送られた。

 ◆カルビーのカードチップス事情

 カルビーのカードは1971年に発売された「仮面ライダースナック」が元祖。当初は、ポテトチップスではなく、別のスナック菓子の付属品だった。

 「プロ野球チップス」は73年に販売開始。年3回、第1~3弾を販売しており、現在は「2019プロ野球チップス第3弾」を販売している。28日から「侍ジャパンチップス」も発売予定。

 サッカーは「JSLチップス」が87年と91年に発売。92年にJリーグのプレ大会「ヤマザキナビスコカップ」の開幕に際し「Jリーグチップス」としてリニューアルされ、Jリーグ開幕の93年に爆発的ヒット。現在は、Jリーグのチームや選手の入れ替えが頻繁なことから、日本代表チップスのみ扱っている。

 キャラクターものでは過去に「ドラえもん」「妖怪ウォッチ」「遊戯王」などを発売した。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

Japonologie:
Leave a Comment