準強制性交罪で起訴の渋谷区職員、コロナ対策支援金の詐取容疑も

高嶋将之

 新型コロナウイルスの影響で生活が困窮した人に自治体が支払う支援金を詐取したとして、警視庁は7日、東京都渋谷区生活福祉課職員の男(29)を詐欺容疑で逮捕し、発表した。男は「間違いありません」と容疑を認めているという。男は交際相手に対する準強制性交罪で起訴されている。

 目白署によると、男は今年3~6月、自身が居住する豊島区に対し、無職であるなどと偽って「生活困窮者自立支援金」を申請し、現金18万円を支給させてだまし取った疑いがある。この支援金は、収入や資産などが一定限度を超えない世帯を対象に、世帯人数に応じて1カ月当たり6万~10万円が3カ月間支給される。

 男は今年4月、別のコロナ対策の給付金を不正に得ようと豊島区に申請したが、区に虚偽と見破られた。その際の調査で男が無職ではなく渋谷区職員だとわかり、昨年3月の支援金の新生もうそだと発覚したという。

 男は、交際相手の女性に睡眠薬を混ぜたミルクティーを飲ませた上で、性的暴行を加えたとして10月に準強制性交等容疑で逮捕、その後起訴されている。(高嶋将之)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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