黄色の狩衣(かりぎぬ)に細くとがった角、かっと開いた目と口、歯をむき出しにした「真蛇(しんじゃ)(悪鬼)」が、木造の古い家屋が並ぶ三重県伊賀市中心部を歩く。
毎年10月に開かれる「上野天神祭」のクライマックス・神幸祭(本祭り)。高さ21尺という大御幣に続いて登場、百数十体とされる「鬼行列」の先頭を進むのがこの悪鬼だ。
鬼行列は二つある。悪鬼が先頭を進む「役行者(えんのぎょうじゃ)列」(上野相生町、上野紺屋町、上野三之西町)と、「鎮西八郎為朝列」(上野徳居町)。ただ、始まった当初は「鬼行列」ではなかったらしい。
鬼行列の実施団体である上野文…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル