2021年に海賊版サイトで読まれた漫画の被害額が少なくとも1兆円を超えることが、出版社などでつくる一般社団法人「ABJ」の調べで分かった。前年(約2100億円)の4・8倍に急拡大していた。
ABJによると、漫画の海賊版サイトは約900に上る。このうちアクセス数で上位10位までのサイトを調べたところ、21年の年間の合計アクセス数は、前年の2・5倍にあたる37億5663万件だった。
海賊版サイトは、サイト上で作品を読む「オンライン型」とパソコンなどにデータを取り込む「ダウンロード型」の2種類があり、被害額はオンライン型に絞って推計した。
サイトでの滞在時間から読まれた冊数を試算して21年分を推計したところ、約1兆19億円だった。20年の正規の漫画市場(6126億円。出版科学研究所調べ)の1・6倍にあたる。
ダウンロード型を含めると…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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