漫画家の松本零士さん、命に別条ない状態 事務所が確認

 イタリア・トリノを訪問中に体調を崩し一時重体だと報じられていた漫画家の松本零士さん(81)について、松本さんの事務所が17日、命に別条はない状態だと明らかにした。

 松本さんについては、現地メディアで脳卒中の疑いがあると報じられていたが、松本さんの事務所が現地のスタッフから受けた報告では、疲労の蓄積から体調を崩したという。現在は、会話もできるまで回復しているが、しばらくは入院を続け、いつ帰国するかは未定だという。

 松本さんの容体については、同国の通信社ANSA通信が、16日夕(日本時間17日未明)までに改善したと報じていた。

 搬送先の病院によると、松本さんは15日に救急患者のための治療室に運ばれ、呼吸管理のために気管内に挿管していた。同通信によると、16日午後4時(同17日午前0時)ごろに管は外され、容体は回復傾向にあるという。

 松本さんは、イタリア国内での自身の作品のアニメ放映40周年を記念するイベントに出席するため、14日にイタリアを訪れた。15日に「銀河鉄道999」の上映会が開かれた映画館で体調を崩し、病院に救急搬送されていた。(加藤勇介、ローマ=河原田慎一)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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