8日(水)朝は梅雨前線の南下と低気圧の東進により、激しい雨のエリアは東海や甲信など中部地方へと移ってきました。これまでの雨量が多く、特に土砂災害の危険性が高くなっている、岐阜県と長野県には8日(水)朝に大雨特別警報が発表されました。
24時間で400mm以上の大雨に
活発な雨雲は東海から甲信など中部地方を通過中で7時までの1時間に、岐阜県岐阜市で36.0mm、下呂市・萩原で28.0mmの雨を観測しています。大阪や神戸からは活発な雨雲が離れました。 岐阜県の内陸部は昨夜からの雨量が多く、下呂市・萩原では24時間の雨量が400mmを超えています。
土砂災害の危険度は非常に高い
すでに雨の峠を越えた九州北部をはじめ、九州全域から近畿、東海にかけての広い範囲で、これまでおよび現在の雨によって、土砂災害の危険度が高く、「非常に危険」以上のランクのエリアが多く見られます。 7時30分現在、九州各地や特別警報が出ている岐阜県、長野県を含む17の府県に土砂災害警戒情報が発表されており、警戒が必要です。
このあとは東海で特に警戒が必要
雨雲はこのあとも東に進み、東海、甲信を中心に激しい雨の降るおそれがあります。特に静岡県や岐阜県、長野県の山沿いではこれまでに降った雨の量が多く、すでに土砂災害や河川の氾濫の危険性が高い状況です。厳重な警戒を続けてください。 また、雨が落ち着いた九州北部も昨夜は大分川や筑後川上中流部で氾濫が発生しており、まだ油断ができません。 各地とも急な斜面や増水した川に近づくことはせず、安全を確保してお過ごしください。
ウェザーニュース
Source : 国内 – Yahoo!ニュース