“濃姫”の裏切り…沢尻エリカ容疑者逮捕に大河ドラマ舞台の岐阜困惑「放映されるといいな…」(東海テレビ)

東海テレビ

 女優の沢尻エリカ容疑者が、合成麻薬MDMAを所持していたとして逮捕された事件。出演が決まっている大河ドラマの舞台は岐阜県。ドラマを観光の起爆剤に…そんな矢先の不祥事に各地で困惑の声が上がっています。

(リポート)
「大河ドラマゆかりの地、岐阜市の商店街では、ご覧のように大きな幕を掲げて盛り上げています」

 来年1月から放送が始まるNHKの大河ドラマ、『麒麟がくる』。

 逮捕された沢尻容疑者は、織田信長の正妻・濃姫役で初回から出演する予定でした。

 岐阜県はドラマの主人公・明智光秀や織田信長にまつわる場所が多く…。

(リポート)
「(ポスターには)濃姫まつり、しかも第一回。これだけやはり期待されていて、地元は楽しみにしているということですね」

 また濃姫の別名「帰蝶」の名がついた長良川鵜飼の観覧船「帰蝶丸」には、麒麟をイメージした黄金のオブジェも。町中に大河ドラマへの期待が溢れています。

「大河ドラマ推奨品」と書かれたのぼりを掲げた、柳ヶ瀬商店街の天ぷら店では、ドラマに向けて新メニューを考案中。

 そのメニューは、大河に見立てたアナゴに、岐阜県産の野菜、さらにエビやイカも!群雄割拠の戦国時代をイメージして考えたという、税込み1000円の「道三天丼」。

 もともと店で出していた「信長天丼」と、セットで売り出したいと考えていたといいます。

店の人:
「うちらだけじゃなくて岐阜のみんなが大河ドラマを楽しみにしとって、(ドラマの放送は延期される心配もありますが)当店では1月から販売しようかなと思っている」

 何はともあれ、街をあげた歓迎ムードに水を差された形の岐阜市民。柴橋正直市長も…。

柴橋岐阜市長:
「大変残念です。こういう事態ですから、今後NHKさんがどのような対応をされるかを、しっかり見守っていきたい」

 また「光秀生誕の地」とされ、「大河ドラマ活用推進室」なる部署を作るほど力を入れている恵那市。

 本能寺の変の炎をイメージしたという辛口醤油や、明智光秀の天下が短いことにちなんだ、麺が短いうどんなどを開発。

恵那市役所・大河ドラマ活用推進室 中村主任:
「皆さんの期待もあって、大河ドラマのほうもホントに残念に思っていますけど、明智光秀のドラマは変わりなく放映されるといいなと思ってます」

 これらの商品、今後も予定通り販売を続けるということですが、“濃姫の裏切り”に困惑の岐阜県。NHKは「今後の対応は検討中」としています。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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