火で記憶は消せない 時の止まった町に贈ったスケッチ

 校舎に入ると、カビくさい臭いが曺弘利(チョホンリ)さんの鼻を突いた。

 げた箱には運動靴が入ったまま。2階の教室では、ばらばらの方向をむいた机や床の上に、口の開いたランドセルが放ってある。

 福祉施設の中は、外されたベッドの柵が散乱。商店街を歩くと、精肉店はゆがんだシャッターが半開きで、洋品店内は棚が倒れて商品が折り重なっていた。

 福島県双葉町。

 この町では10年前に時が止まった。

時が止まったままの町を目の当たりにした曺さんは、ある行動をとります。記事の後半で思いを動画で語ってくれています。

 大きな揺れと津波に襲われた翌…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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