佐々木凌
24日夜の桜島(鹿児島県)の噴火について、石原和弘・京都大名誉教授=火山物理学=は「噴石が同程度、飛散するのは、活発だった1970~80年代ごろにはたびたびあったが、ここ20年間ではトップ3に入るくらいの大きな噴火だ」と指摘する。
ただ、1914年に桜島が大隅半島とつながった「大正噴火」のような大規模な噴火については「これまでのところ兆候は見られていない」。桜島では、18日から山体膨張を示す地殻変動が観測され、解消されていないものの、桜島全体の隆起や島全体での火山性地震の多発といった活動は見られていないという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル